「スタンダードテキスト財務会計論Ⅰ基本論点編」というテキストの同名の章をマインドマップにしたものです。
ちなみに、このテキストのシリーズはとても気に入っています。大変読みやすく、かつ詳しい。
ぼくのもっている資格学校のテキストには索引がなく大変不便でしたが、この本には当然ついていますので、辞書的な使い方もできるので重宝しています。
今までのマインドマップもこのシリーズのテキストの章をマインドマップしたものが割りとあります(全てというわけではないですが)。
さて、以下ができたマインドマップです。
かなりいびつなマインドマップですが・・・非連携利益観というものについて、あまり記載する部分がないのでこうなりました。
収益費用アプローチが、費用収益対応の原則に表されるように期中の利益計算に重きをおくのに対して、資産負債アプローチはその時点の企業の豊かさというものに重きをおきます。
なので、それが何の、いつの原因でできたものなのかにはあまり興味はありません。
引当や繰延は費用と収益の対応を図るのが目的なのですから、資産負債アプローチの前ではあまり意味をなさないということのようです。
同じ取引を数値で表すのに、こんなに違いがでるとはおもしろいものです。
面白いといえば、今日、この論点に関連する大変面白い記事を見つけました。以下にリンクを貼ります。
「利益は過去しか表さない」
「利益は過去しか表さない」なんと率直でなおかつ納得できる意見でしょうか。
投資家にとって有用な情報というのはその企業の現在の豊かさであって、過去にどのようなすばらしい利益があろうとも一切関係ないということですね、極端に言うと。
日本も収益費用アプローチから資産負債アプローチへの移行には抗し得ないでしょうね、きっと。
会計士試験は試験といえども、実際の世の中の流れと無関係に存在するものではありませんから、このへんの話を意識した問いが1問くらい出題されてもおかしくは無いと思いますがどうでしょうか。
明日は減損についてのマインドマップを掲載しようと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿