2009年12月9日水曜日

新株予約権の行使時に自己株式処分と新株発行を同時に行う仕訳

<問題>
次の条件で新株予約権3000個を発行

・一株当たりの払い込み額:100千円
・新株予約権1個あたり1000株
・行使に伴う一株あたりの払い込み額:500円
・行使に伴う払い込み額のうち会社法規定の最低限度額を資本金とする

上記の新株予約権のうち、1200個が行使され、450000株については自己株式(1株あたりの帳簿価額480円)を交付し、残りについては新株を発行


<答え>
新株予約権 120000 / 自己株式      216000
現金預金   600000 / 資本金        225000
□□□□□□□□□□ / 資本準備金      225000
□□□□□□□□□□ / その他資本剰余金 54000

<解説>
自己株式は450000×480=216000千

その後、資本金と、資本準備金を計算する。
(600000+120000)×750/1200=450000

差額がその他資本剰余金(自己株式処分差益)となる。
計算で出す場合は、
(600000+120000)×450/1200=270000
27000-216000=54000

その他資本剰余金は払い込み金額500と450000株とで
計算した225000と216000の差額の9000にはならないので注意が必要。

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